むか~し、むか~し。
あるところに一人の男がおりました。
男は庭に生えた竹を駆除しようと竹を切ることに…
さあ、竹を切るぞ~。
せーの、エイッ!
ギャッ!
なんと中から、血だらけの……。
あ…ごめん。(汗
とも丸*です。
前回は庭に生えてきた竹の除草剤を使った駆除・枯らし方に
ついて紹介しました。
今回は、放っておくとどんどん繁殖していく竹を、切って駆除する方法を紹介します。
竹を切って駆除する方法。
竹を切って駆除するには主に次の2種類の方法があります。
- 連年皆伐式
- 1m切り
連年皆伐式。
連年皆伐式とは?
連年皆伐式とは毎年同じタイミングで、竹やタケノコを
根本から全て切っていき、切ったあとに生えてくる竹草を
1ヶ月~2か月に一度くらいのペースで刈り続けていき、
徐々に竹の生命力を弱らせて、弱ったタイミングで少量の
除草剤などを使って根から駆除するという方法です。
皆伐とは?→特定の植物を一気にすべて切ること
連年皆伐式を行う時期は?
竹は他の植物と違い、地中の根によって周りの竹と繋がっています。
タケノコから竹になる成長期の竹は、根を使ってほかの竹から成長に必要な栄養をもらうことで短期間で成長します。
このとき根がつながっている竹全体は、タケノコを短期間で成長させるために大量の栄養を使い果たすことになります。
そこで、一般的にタケノコが成長するのは初夏から夏にかけてといわれているため、この、竹が栄養を使い果たし弱った時期を狙って皆伐することで竹の生命力を弱らせることができます。
連年皆伐式のメリット
- 少ない除草剤の量で駆除でき、周辺にある他の植物への除草剤による影響が少ない。
連年皆伐式のデメリット
- 皆伐時期が夏期である。(暑さの中での重労働)
- 夏期のため危険な虫や蛇がいる可能性がある。
- 竹の生命力が弱まるのに時間が掛かる。(効果がでるまで数年)
1m切り。
1m切りとは?
1m切りとはその名の通り、竹を1mほど残して切っていくという
伐採方法になります。
ん?なんで1mなの?
竹を1mほど残すと、竹は切られたことに気づかず成長するため
切り口から栄養分と水分を吐き出し続け、次第に根や地下茎の養分まで使い果たして
弱っていき、やがて枯れていくという仕組みです。
1m切りする時期は?
1m切りをする上で最も重要といえるのが竹を切る時期になります。
竹は12月から翌年2月にかけて、竹が水を吸い上げなくなる冬眠時期に入ります。
この冬眠時期を狙って1m切りをすることで、竹に切られたことを気づかせず、
春になると、切られたことに気づかない竹は地中から大量の水分を吸い上げ
切り口から、根に蓄えた栄養分とともに水分を吐き出し始めます。
このことから、竹の1m切りの最適な時期は冬眠時期に入る
12月~翌年2月頃がいいとされています。
1m切りのメリット。
- 連年皆伐式に比べて短期間で竹を駆除することができる。
- 翌年以降の竹の生育力を効率的に弱らせることができる。
- 冬期に切るため危険な虫や蛇の心配がない。
- ある程度の高さを残すため、つまづいたりする可能性が低い。
1m切りデメリット。
- 連年皆伐式より短期間で効果があるといっても、少なくとも数年は時間がかかる。
- まだ比較的新しい方法なのでど効果の実績情報が少ない。
竹を切る時の注意点。
- ノコギリやチェーンソーでの作業前は、足元、周囲の状態を確認をする。
- 竹の倒れる方向をよく見定める。
- 切り口での怪我をしないように必ず、切り口が水平になるように切る。
まとめ。
竹を切って駆除する方法には主に、
- 連年皆伐式。
- 1m切り。
の2つがある。
どちらも切る時期が重要で長い時間と労力が必要ということ。
ん~、竹ってやっぱり簡単には駆除できないんだね。
そうよ!私をナメないでね。
おしまい。
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