家の庭に突然、竹!!
とも丸*です。
僕のように田舎に住んでいると、家の庭に竹が生えて来ることがあります。
タケノコ収穫できたらラッキーじゃん。
タケノコは美味しい。美味しいよ…
でも、竹をそのままにしておくと、繁殖を続けてお隣さんの敷地まで生えだしたら
近隣トラブルの原因になりかねません。
そんな時、竹を自分で簡単に駆除・枯らすことはできるのでしょうか?
竹を駆除・枯らすのは簡単?
竹を駆除・枯らすことは簡単ではない。
結論から言うと、竹を自分で駆除・枯らすことは簡単ではありません。
しかし、決して駆除・枯らすことができないわけではありません。
ここからは、なぜ竹を駆除・枯らすことが簡単ではないのか、その理由と除草剤を使った竹との戦い方について紹介していきます。
竹の生態。
竹を駆除・枯らすことがなぜ簡単ではないのか?
その理由は、『竹の恐るべき生命力の強さ』にあります。
竹を伐採しちゃえばいいじゃん、と多くの方が思うかもしれませんが何も考えずただ伐採しただけでは、根が残っている限り、また元気に復活してしまうのです。
竹の生命力の強さ(厄介さ)がよく分かる点として、竹の成長スピードが挙げられます。
竹の成長スピード
ご存知の通り、春先に顔を出すタケノコが成長すると竹になります。
この竹の幹に当たる部分のこと竹稈(ちくかん)と呼びます。
この竹稈(ちくかん)の成長は20m前後成長は止まりますが、これに要する期間は
わずか50~60日で成長してしまいます。
中には1日に真竹(まだけ)で121cm、孟宗竹(もうそうちく)で119cmも
成長したという記録もあるほどです。
うちの娘は、130cmになるまで10年かかってるのに。
成長早すぎでしょ。
でわなぜ、竹はこんなに驚異的な成長のスピードを持っているのか?
そこには他の植物にはない竹の特徴が大きく関わっています。
竹の特徴
竹の他の植物にはない特徴として、主に次の2つが挙げられます。
- 竹の節
- 栄養の吸収方法
竹の節
多くの植物は葉の先端から成長します。そこが『成長点』と呼ばれ
活発に細胞分裂を行い成長して行きます。
もちろん竹にもこの成長点は先端にあり、上に向かって成長します。
しかし、竹にはさらに節の部分に『成長帯』と呼ばれる帯状の組織があり、
その組織が分裂をすることでさらに成長をしていきます。
なお、一本の竹には節が60個あると言われその一つ一つの節が成長するため
それぞれの節の間隔が長くなり、一気に成長できます。
しかも、その節の数はタケノコの頃にはもう決まっており、節の『成長帯』と
先端の『成長点』の2つで成長するため、他の植物よりも圧倒的なスピードで
成長できるという特徴を持っています。
栄養の吸収方法
多くの植物は、一本ごとに単独で根から水分を吸い上げ、光合成によって栄養分を自分で作って成長していきます。
一方、竹はというと、
もちろん竹も光合成によって栄養分作り出します。しかし竹は一本一本が独立した植物ではなく、地下茎でつながっています。
地下茎でつながっているということは、竹林があれば、それらの竹林は全て地下茎でつながっており、竹林自体が一つの植物体なのです。この特徴により竹は一本で栄養分を作るのではなく。竹林全体で栄養分を作っていくのです。
竹林全体で栄養分を作っていくのか…。
他の植物と規模が違いすぎるな。
そして、この地下茎は約4ヶ月で約8mも伸び、伸びるのやめたあとは次のタケノコのために栄養分を蓄え始めます。そして春になると竹林全体で蓄えた大量の栄養分使い、タケノコから驚異的なスピードで竹へと成長をしていきます。
このように竹は、独特な特徴から驚異的な成長スピードを持つことにより、他の植物にはない高い生命力を持っているのです。
こんな化け物みたいな植物とどう戦うの?
竹を駆除・枯らし方
上記のことから、竹の駆除・枯らすのは簡単ではないと言いましたが、
放置してたら大変ですよね?
そこで簡単ではないですが、竹を駆除・枯らす方法を紹介していきます。
除草剤を使って枯らす方法
用意する物としては
- 除草剤(グリホサート系):ラウンドアップマックスロード
- スポイト
- 電気ドリル
- ガムテープ
上記の物を用意できたら
まず除草剤を注入するための穴を竹に開けます。
場所は地上から約30cm位の高さで、節の2~3cm下あたりに開けます。
穴を開けたらその中にラウンドアップマックスロードをスポイトを使い
10ml程度注入します。
注入したあとは、雨水などが侵入して薬剤成分が薄まってしまわないように
ガムテープで穴を塞いで終わりです。
なんだ簡単じゃん。。
そうです簡単といえば簡単なんですが…。
竹は地下茎で繋がっているとはいえ、中には
別の群れ竹も生えている場合
もあるので全ての竹に薬剤を注入する必要があります。
さらに枯れるまでの時間も、
夏期(6~8月)に注入した場合で2~5ヶ月。
秋期(9~11月)に注入した場合で8~11ヶ月。
と結果が出るまでにかなりの時間がかかりま
す。
除草剤で枯らす際の注意点。
薬剤を注入したあとの注意点
- 注入処理した竹から15m以内のタケノコを食べない。
- 他人にタケノコ採取されないように縄囲いや立て看板を設置する。
- 隣家から伸びた竹を駆除・枯らす場合は、念のため隣家に確認と許可をとる。
まとめ
- 伐採しても復活する。
- 成長スピードがやばい。
- 根が半端ない。
- 枯らすことは可能。
- 枯らすにはかなりの時間と労力が掛かる。
う人は
選択肢として、業者さんに頼むことも考えてみるといいかもしれませんね(´・ω・`)
おしまい。
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