なんで、このクソ暑いのにそんな涼しい顔してんの?
え!?空調服知らないの?
とも丸*です。
「空調服」って、みなさん知ってますか?
暑い季節、工事現場などの屋外で作業をしている人を見ると、ふっくら膨らんだジャッケット(上着)を着た人を見たことありませんか?
「こんな暑い日に、ジャケットなんか着て暑そうだな~」なんて思ったこと無いでしょうか?
ふっくら膨らんだジャケット…
その正体というのが、今回紹介する「空調服」と呼ばれる電動ファンが内蔵されたジャケット(上着)です。
このジャケット(空調服)、見た目はとても暑苦しいんですが、実は着ていて暑いどころか逆にとっても涼しいんですよ!
夏を涼しく過ごすための超おすすめアイテムです!!
僕も屋外での仕事をしているので、この空調服を、暑い季節になると毎日着て作業しています。
仕事以外にも、家の庭いじりや夏場のDIYの時なんかにもよく着ています。
アウトドアや釣りなどのレジャーなんかの時にも使うと、涼しくて快適ですよ。
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今回は、この「空調服」とはどんな服なのか?仕組みや効果、価格や生地の違い、
空調服着るメリット・デメリットなどを紹介していきます。
夏を涼しく快適に!空調服
空調服とは?
もともとは、工事現場など、外で作業を行う人たちの、熱中症対策のために開発・販売され始めた作業着で、炎天下でも涼しく作業はできるのですが、見た目はやはり作業着ということで無骨なデザインの物が多いのが現状でした。
しかし、最近では仕事に使う作業服としてだけではなく、アウトドアやレジャー、スポーツ、夏フェスなど普段でも着れるような、オシャレでスタイリッシュなデザインの物も発売されていて、ファッション性も高くなっています。
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空調服の仕組み
暑い季節に、涼しく快適にすごせる空調服、その画期的な服の仕組みのポイントは、
人の体にもともと備わっている「生理クーラー」と呼ばれる機能を利用している点にあります。
「生理クーラー」とは
お風呂上がりなどの、汗をかいた時、扇風機の風に当たるとメッチャ涼しい現象は、この気化熱の効果だね。
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空調服は、この人間が持つ「生理クーラー」機能を利用し、電動ファン(扇風機)を使って、外気を服の中に取り込み、大量の風を体の表面に流すことにより、通常の汗の気化スピードを早めることで体を冷やし、気化に伴い温められた空気(蒸発する時に吸収された熱)は外に放出するといった、空気の循環を行う仕組みによって、涼しく快適な環境を、身に纏う服の中で実現しています。
空調服の価格
空調服の価格は、各メーカや種類によって様々で、
だいたい、1万円前後~2万円前後で販売されています。
一万円以下と安いものありますが、バッテリーの駆動時間が短いや風量の調節ができないなど、性能面でそれなりの安い理由があるようです。
基本的に2万円前後の物を選べば、デザイン面や性能面で間違いないものが購入できます。
庭いじりや、ちょっとした買い物に行く時など、短時間しか使わない人は安い物でも大丈夫です。
また、空調服は「服・ファン(扇風機)・ケーブル・バッテリー・充電器」と複数のパーツから構成されていて、各パーツを部分ごとにも購入することも可能です。
例えば、服の部分だけ買い、着せ替えを楽しんだり、予備のバッテリーを購入したり、故障した時にそのパーツだけを買い替えるということもできます。
おしゃれなオリジナルの空調服を作ってみるのもいいですね。
空調服に使われる3種類の生地
空調服に使われている生地には、「綿100%」「ポリエステル100%」「綿とポリエステルの混紡」の3種類があります。
綿素材
綿素材は天然素材のため、肌触りが良く、着心地がとてもいいです。
汗の吸収・発散にも優れ、嫌な匂いがつきにくく、丈夫で破けにい、溶接などの火花など、火を扱う場所にも強いのが特徴です。
また、天然素材のため、洗濯をすると色落ちしたり、シワができたり、縮みやすいという特徴ももっています。
素材的に火に強く、丈夫なため、火の周りや狭い場所での作業向けの素材。
ポリエステル素材
ポリエステル素材は、洗濯をしてもシワになりにくく、色落ちや縮みもなくお手入れが簡単で、薄くて軽く、撥水性も備えていて、少しくらいの雨なら気にならないというのが特徴です。
また、綿素材とは逆に火に弱く、薄く破けやすいという特徴も持っています。
3つの素材の中では、素材的に値段も安くなり、高密度のため空気が漏れることなく、もっとも涼しさを感じられることができます。
火を使わない仕事から、日常の普段使いまで、個人的に一番オススメの素材。
綿・ポリエステル混紡
綿とポリエステルを合体させ、いいとこどりをした素材。
そのため、少々お値段が高い。
いいとこどりをしたものの、火には強くなったわけではないのが残念。
空調服を着るメリット・デメリット
空調を着るメリット
体に対するメリット
- 熱中症の対策・予防になる。
- 生理クーラーにより、体が求める最適な状態に体を冷やし、冷えすぎにならない。
- 無駄な汗をかく事がなくなり、体力の消耗を抑えることができる。
- 汗がすぐ蒸発するので、汗の匂いも抑えられる。
- 汗を蒸発させることで、汗疹(あせも)などの皮膚病になりにくい。
コスト面や環境面でのメリット
- 空調服を6Vで1日8時間使用した場合、1ヶ月の電気代が約40円と非常に安い。
- 体温を一定に保つことにより連続作業が可能になり、夏場の作業効率UP。
- 電力消費量が小さいため、夏場の発電所の燃料消費が減り地球温暖か対策になる。
空調服を着るデメリット
- バッテリーの充電切れに注意が必要。(だいたい8時間以上は使える)
- 見た目(シルエット)がふっくら膨らむ。(体型を隠せる点ではメリット)
- リュックなどを背負い、体と空調服を密着させると効果が半減。
- 周囲の匂いを服の中に吸い込んでしまう。
【空調服のススメ】まとめ
いかがだったでしょうか?
外で働く人には、夏の必須アイテムとなっている「空調服」
熱中症対策にもなる夏の作業服としての認知度は高まっていますが、一般にはまだまだ認知度が低いようです。
しかし、最近の空調服は、オシャレでスタイリッシュなデザインの物も増え、電動ファンの性能やバッテリーの持ちも、かなり向上していますし、お値段の方も手頃に購入できる価格になってきました。
もちろんデメリットもありますが、それを上回るメリットがあり、夏を涼しく快適に乗り切ることができます。
これからは、空調服のデザインがオシャレになったことで、夏のファッションの定番アイテムになってくるかもしれませんね。
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